海外生活の記録

カナダ・バンクーバー、アメリカ・シアトル、ノルウェー・ベルゲンと移住してきた生活の記録

ノルウェーにおける個人識別ナンバー(個人ID)について

ノルウェーでは、税金の管理や社会保障、選挙権や民間では銀行口座の管理などに、個人に割り振られる番号が用いられている。
ノルウェー人ならば絶対持っているこの番号だが、ノルウェーに住む外国人にも割り振られ、これがないと銀行口座が開けられないなどいろいろできることが制限される、というか、ノルウェーで生活する以上絶対に必要なものである。

あまり調べないでノルウェーに来てしまったのだが、生活のセットアップを行ってるうちに、いろいろな番号(呼び方)があって混乱してきたので調べてみた。

ノルウェーのID番号

まず、ノルウェーにおける個人IDの総称として、ノルウェーIDとか英語ではNorwegian Identification Numberという呼び方をする番号がある。
この、ノルウェーIDは2つのタイプの番号を含んだ言い方で、より細かい区分として、National Identity Number (National ID, birth number, Fødselsnummer)とD Numberがある。


これらの番号は11桁で構成されていて、最初の6桁が自分の誕生日(日月年)、その後の5桁が社会保障番号になっている。ただ、基本的には分けて使うことはないのでID番号を聞かれたら11桁を入力するものだと思われる。


National IDノルウェー人にも付与されている番号で、基本的な個人IDになる。ノルウェー語ではFødselsnummerと言って、直訳するとBirth Numberになるので、Google翻訳だとDob (Date of Birthの略)として出たりするけど、誕生日だけではなく個人ID全体を指す。


D Numberは基本的に、滞在期間が6ヶ月未満の外国人に付与される一時的な個人IDらしい。基本的な構造は同じだが、最初の一桁に4が足されるらしいので、1日生まれなら最初の二桁が41,25日生まれなら65とかになるのかな?


多分ワーキングホリデーで来た人は、最初にD numberが割り振られるのではないかな。私の場合は仕事の契約書が6ヶ月以上滞在する証明になるし、学生だと在籍する機関でわかるんだろうけど、ワーキングホリデーの場合は一つの仕事を6ヶ月以上続けられないので、6ヶ月以上の契約書が存在しないことになるから、D numberなのでは・・・とブログ等見てて思ったけど、真偽は不明です。ただ、National IDにしろ、D numberにしろ、同じように銀行口座開けたりタックスカード申請できたりするはずなので、問題はないはず。

タックスカード

ノルウェーにおける税金はタックスカード(Tax Card)で管理されていて、個人の税金カードに個々の税率や控除率が記録されているらしい。税金控除に申請しないと、給料もらったらそこから50%が引かれてしまうので大変である。このタックスカードだが、カードと言いながら住民登録カードのように実物のカードが届くわけではなく、電子的に管理されているもので、National IDに紐付いているらしい。私は自分の雇用者の担当の人に、IDを教えるとTax Cardの内容を引っ張ってきて控除を適用してくれたらしい。外国人としてノルウェーに来たら、住民登録をした後に税金控除の申請も一緒にしないといけない。


税金やIDについては、以下のサイトに英語で説明されている。
Order a tax deduction card - The Norwegian Tax Administration