海外生活の記録

カナダ・バンクーバー、アメリカ・シアトル、ノルウェー・ベルゲンと移住してきた生活の記録

【ノルウェー】GPがすぐに予約とれないときは、民間の有料クリニックという手も

以前ノルウェーの医療についてざっと調べたことと経験したことを書いたのだが、ノルウェーにおける医療の問題はなんと言っても待ち時間だと思う。

yvrseabgo.hatenadiary.jp


先日から妻が風邪を引いていたのだが、喘息の症状が出始めたのでマズいと思ってお医者さん(GP)を予約。しかし、月曜日の朝に連絡したら、最短で金曜日の朝になるという。

仕方がないので2日ほど過ごしていたが、一向によくなる様子もなく、深夜から早朝にかけて症状がひどくなったりするで、緊急病院も考えた。しかし、緊急病院はもっと緊急な人(出血多量の怪我とか、命に関わる症状)の人が優先されるため、直ちに命に関わらない症状だと数時間待たされることもザラだという。(それでも待たされる方はツラい)

そこで、以前から聞いていた民間のクリニックを使ってみることにした。
その名もDr. Dropin.

drdropin.no

当日予約がすぐできる

しかし実際はドロップイン(アポ無しで立ち寄る)わけではなく、アポがいるらしい。
ネットで簡単に予約できるのだが、当日の朝にもかかわらずすぐに予約できた。

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予約画面。白いスロットが空きで、グレーになっているところは予約済み。

上の画像はさっき撮ったもので、執筆時点(日曜日)の翌日のものだが、月曜からでもこれだけ空いていることがわかる。

夜でも土日でも空いている。

非常にありがたいのは、夜遅くや土日もやっているところ。
ベルゲンの診療所では、平日なら朝8時から夜10時まで、土日なら9時から5時まで。
他にもオスロに5軒、トロンハイムに1軒、アスケル(オスロの西にある市)にも1軒ある。

価格はGPの約2〜3倍

安心なのは価格が一律なこと。一回の診察で595クローネ(約7000円)と高いが、公的なGPに行くのが一回200~300クローネかかるので、待ち時間を考えるとコスパとしては悪くないケースもあると思う。

支払いは診察が終わった直後、カードで支払う。公式WEBのFAQにもカードで支払うように書いてあるので、現金は受け付けていないと思われる。

実際に行ってみた

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即日予約が取れたので、早速行ってみた。
雰囲気は日本の新しく開業したクリニックという感じで、シンプルで清潔な内装。
小さい待合スペースがあるが、基本的に予約制のせいか誰もいなかった。
受付といったものはなく、クリニック入ったらドクターが観葉植物に水やりをしていた。

そのまま中に入るように促されて診察室に入る。
英語で症状についてや持病など簡単な問診をされたあと、簡単に聴診器でチェック、
その後すぐに血液検査として、指先から少しだけ血を抜き取られるタイプの検査をされた。
初めて見たのだが、最近は日本でも普及しているらしく、セルフで血液検査ができるようになっているらしい。
結果もすぐに出て、なんの数値か聞きそびれたのだが「5以下だから大丈夫だ、心配ない」と言われた。

私がGPで血液検査されたときは、肘の内側から注射器で取られる一般的なタイプの血液検査だったが、目的によって使い分けられるのだろうか?それともこういうところは新しい検査機器を装備しているということなのだろうか?

一応風邪が引き起こした喘息症状ということで、咳止めと、長引くようなら飲んで下さいということで抗生物質を処方される。
質問にもするっと答えてくれるし、若めのお医者さんだったので英語も不自由ない感じだったので助かった。

ビデオによる診察も可能

このDr. Dropinですが、スマホなどでのビデオ通話による診察も可能らしい。

drdropin.no


こちらは350クローネで、必要な処方箋や診断書も書いてくれるらしい。
病院まで行くのが遠かったり、緊急ではないが動けない、という状況のときに使えそうですね。

緊急病院ではない

一応ホームページにも書いてますが、緊急病院ではないので、本当に緊急のときは113番(ノルウェーで119にあたる)に電話して、救急車を呼んだり、公的な緊急病院に行くべきでしょう。

ただ、ノルウェーでは市販されている薬はすくなく、処方箋が必要なケースが多いので、すぐに見てもらって薬がほしい状態などには有効だと思います。

ただ以前の記事も書きましたが、GPの混雑具合はGPによるらしい。同僚のGPはすぐに予約が取れることが多いらしく、住んでる場所や選ぶGPにも寄るみたいです。

家族用滞在許可申請のプロセス4:住民カードの申請【ノルウェー】

先日、やっと妻の滞在許可(家族ビザ)が降りた旨のメールが届きました。

書類を提出した6月19日に「受け取りのメールが来るまで一週間以内、その後返事が来るまで一ヶ月ぐらい。」と言われていました。受け取り完了のメールは一日で来たが、その後ちょうど一ヶ月ぐらいでした。

yvrseabgo.hatenadiary.jp

書類を提出するのは警察署で、受け取り完了のメールには「警察署で滞在許可を判断する場合は警察からメールが、移民局(UDI)で判断する場合は書類がまずUDIに送られてから返事が来ます。」と書いてあったのだが、一ヶ月ぐらい経ったある日、妻にUDIからメールが。

開いてみると、「あなたの申請はUDIでの登録が完了しました。」という内容だったので、まだここから時間がかかるのか〜と肩を落としていたら、15分後に「あなたの滞在申請は許可されました。」というメールが!早すぎない?

滞在許可が降りたら、早速住民カードの申請です。申請のためにはまた警察署に行かなくてはいけません。
またあの警察署に行くのか〜・・・ってことはまた2ヶ月ぐらい先の予約を取らないといけないのか??と思っていたら、
どうやらベルゲン市内に住んでいる場合はベルゲンのワーカー用のサービスセンターでも申請できるらしい。

ワーカー用のサービスセンターについてはこちらに書いています。
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前回と同じようにUDIのフォームで予約を取ると、一週間後の7月24日に予約が取れることに。
早くてよかった!

UDIでの面接

予約日にベルゲンのワーカー用サービスセンターへ。
入り口入って左のセクションで予約してる旨を伝えると、番号札を渡される。
5分も待たずに呼ばれて窓口へ。そこでは簡単な質問と写真取られて終わり、という感じでした。

住民カード到着

5日後ぐらいには無事カードも到着。
前にも書きましたが、これは公的なIDとしては使えません。カードに同封されている手紙にもはっきり書いてあります。
郵便局とかで荷物を受け取る際などに便宜的に使えることはあるのですが、誕生日が書かれていないなど、
公的な身分証明書としての条件を満たしていないので、ノルウェーに住んでいることは証明しますが、身分は証明しないものになっているみたいです。
ですので、ノルウェーの免許証など他の身分証明証を持っていない方は、パスポートをIDとして引き続き持ち歩く必要があります。

住民番号

さて、住民カードが手元に来た今、残るは住民番号(個人識別番号)です。
これがないと、銀行口座を開けられなかったり、公的なサービスを受けられません。
住民番号について詳しくは以下の記事へ。

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UDIのQ&Aによれば、住民カード申請時に警察から税務署に連絡して、自動的に住民番号(National Identity NumberかD-Number)が割り振られることになっています。

Received an answer: Have been granted a family immigration permit - UDI

そこには2週間ほどで届く、とあったのですが、2週間経っても来る気配がありません。

不安になりつつも、忘れていて連絡していなかったのですが、忘れた頃にやってきました。
8月22日に来たので、結局1ヶ月ぐらいかかったかな?7月はノルウェーは国全体的にバケーションの時期で、多くの人が休みを取っているので、遅くなったのでは、と思っています。8月はノルウェーの新学期に当たり、引っ越しも多いしノルウェーに移住する人も多いだろうに、タイミングが悪いけど、仕方ないですね。

おわりに

以上で家族用滞在許可のプロセスは終わりです。
特に面接日予約などで無駄に時間がかかってしまったので、日本人同士で同時申請しないというのは珍しいケースだと思いますが、誰かのお役に立てれば幸いです。

【イギリス旅行】古代ローマの温泉が楽しめる?バース(Bath)

今回の旅行は妻がロンドン初めてだったのもあり、とりあえずロンドンのメジャーな観光地を周るというのがテーマだったが、
ロンドン在住の友人の提案で、一日だけ日帰りで足を伸ばしてバース(Bath)という場所へ行ってきた。

ロンドンのパディントン駅から一時間半ぐらい。この日は日曜日でSuper off-peakという割引チケットが使えたので往復で65ポンドほどだった。


電車は発車時刻よりも前から停車しているが、自由席なのでできるだけ早く行ったほうがよさそう。
私達が行ったのは発射10分前ぐらいだったが、だいぶ席が埋まっていて3人一緒には座れなかった。
その後立ち乗りしていた人もいたので、発車時刻よりも早めに乗車するのがよさそうです。


列車に揺られて1時間半、到着したのは「Bath Spa」という名前の駅。
いかにも温泉押しな名前です。

アレクサンダー広場の展望台から景色を一望

到着後まずは登山。
登山、というほどでもないが駅から市街とは逆の方に向かって歩き、石造りの古い味のある住宅街の横の小路を上がっていくと、アレクサンダー広場という公園に出る。

そこからの景色はバース市街を一望できるのだが、いかにもヨーロッパ!という古風な建築の並ぶ景色が広がっている。

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昼食はいかにもブリティッシュなカフェ

その後腹ごしらえ。
当初はバースで一番古い建物にあるレストラン、という予定だったのだが、人気らしく長い列ができていたので諦め、
近所のいかにもブリティッシュ感のあるお店でサンドイッチをいただくことに。
絵本に出てきそうな給仕さん?のような服をきたウェイトレスさんたちが忙しそうにしているレストランだった。
手頃な価格でアフタヌーンティーなどもあるので、ロンドンでできなかったひとはちょうどよいかもしれない。

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まさかの50分待ち

いよいよお風呂へ。
かつてはバースには温泉博物館が残っているものの、入れる温泉はなかったらしいが、
このBath Thermae Spa (バース・サーメスパ、英語発音はサーメですが綴を見れば分かる通りテルマエですね。)
が2006年にできてやっと入れるようになったらしい。

www.thermaebathspa.com

そんなに並んでいないと思いきや、列ができていて50分待ちだった。

電話で予約すれば予約時間に入れるが、そうでなければ並ばなければならない。列の場所ごとに何分待ち、と書いてる看板があるのだが、最大で90分待ちまであった。今どきホームページから直接予約できる機能がなかったので、予約しなくてもいけるものだと思っていたのだが、予約したほうがスムーズに入れそうだ。

なんだかんだでちょうど50分ほど待ち、やっと順番が回ってきた。
受付でお金を払い、入り口で貸し出しのサンダルとバスローブ、タオルを受け取る。

週末だったので、40ポンド。平日なら36ポンドです。空いていれば延長1時間10ポンドでできるのかな。

温泉というか温水プール

建物は4階建てになっていて、地下が温水プール

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昼間に行ったのでこんなにイケイケではなかった。

1階が受付・ロッカーになっていて、2階がレストランエリア。

3階にスチームバスやサウナがある。

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ウェブサイトから。スチームで全く見えなかった笑


4階の屋上がルーフトップのプールになっている。

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屋上プールの開放感。


バブルバスも楽しめるし、なにより開放感があってよい!

温泉自体は、あまり暖かくなくて温水プールっていう感じでした。
もっとローマ風呂っぽい作りとかを期待してたんですが、そこまで雰囲気はなかったです。

リラックスはできます!2時間という制限ですが、ぬるめのプールでぷか〜っと浮いてるだけで気分はよい。

市内散策

お風呂に入った後は、市内を散歩。
石造りの古い家が並んでいて、ヨーロッパの威厳を感じる。

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ザ・サーカスという円形に建っているアパートや、クレセントという三日月型に並んだ建物を見学。

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レストランなど

日曜日の夕方、ということでキッチンが空いていなかったり、売り切れになったりしたので一苦労しました。
よかったところ、よさそうだったところをいくつか。

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Louisというバーテンダーが陽気でいい感じの人だったけど、残念ながらキッチンが閉まっていた。


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ここもサンデーローストを置いているらしいのだが、オーダーシステムのエラーが出て食べ物をオーダーできなくなったらしく断念。
(めっちゃ謝られた)

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ここはピザもおいしかったし、サイダー(りんごのお酒)が売りなので、ビールが苦手な人でも楽しめそう。

行ってないけど他にも見どころ

時間がなくて行かなかったんだけど、多分バースの一番の見どころはローマンバスの博物館らしい。

www.romanbaths.co.uk



ほかにも、バースの中にあるホテルには温泉?というか浴場があるところがあるようです。
www.thegainsboroughbathspa.co.uk

www.royalcrescent.co.uk

浴場というより、ちょっといい感じのプールかな?
スパサービスがついているところが多く、高級なイメージ。

日本と違うので、水着は忘れずに!

【イギリス旅行】ロンドンでめちゃめちゃ美味いパブを見つけた

イギリスの飯がマズい、というのはよく言われます。
しかし、一方で国際都市であるロンドンはグルメ都市に変貌しているとか。

3年前にイギリスに行ったときは、スコットランドでYelpで選んだフィッシュ&チップスの店がクソまずかったが、
ロンドンで在住者に連れて行ってもらったサンデーロースト*1を食べて美味しかったので、
イギリスの飯は「選べばウマい」というのが私の認識である。*2

今回のイギリス旅行は4泊したのだが、夕食はそれぞれ

  • Camden Lockのフュージョン寿司屋 Sushi Salsa
  • Hoxtonにあるガストロパブ The Marksman
  • China Townにある火鍋屋 喜洋洋
  • Bathにあるサイダーに特化したピザ屋 The Stable

...日本人旅行者らしからぬラインナップではある。日本に住んでると中華系とか寿司はわざわざロンドンで食べるものではないけど、ノルウェーに住んでいると大都市に行くとこういうものが目に入って食べたくなってしまうのだ。

しかし、この中でもガストロパブであるThe Marksmanが驚くほど美味しかったので紹介したい。

www.marksmanpublichouse.com


「選べばウマい」の法則のもと、英語で検索しているとLondon's best gastropubs 2019という記事を発見。もう2019が出てるのかよ、と思いながらのぞいてみると、The Morning Advertiserというところが出してるイギリス*3のトップ50のパブのうち、ロンドンからランクインしているパブをピックアップしているようだ。

The Marksman は2015年にTom HarrisとJohn Rotheramという二人のシェフが古いパブMarksmanを改装して開かれたらしい。もともと二人はSt. Johnというロンドンの一流レストランで働いていたらしく、もっと高級なレストランを開けそうな実力を持っていたのもかかわらずパブを改装した庶民寄りのレストランを開いた。おかげで私のような庶民でも手が届く料理を食べられたわけだ。

Overgroundの電車でHoxtonという駅から10分ほど歩いたところにある。

一階は昔のパブをほぼそのままキープし、2階部分がレストランになっている。
飲みがメインなら1階でつまみ程度のものも注文できるらしい。


私は友人らと食事だったので2階に行った。



ロンドンのパブ飯というと、肉のローストやパイが有名だ。ご存知の通りパブはビールを飲むところなわけで、ビールが進む。


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アンチョビバン
前菜に頼んだのはアンチョビバン。塩辛すぎず美味しい。

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ベーコンチョップ
ベーコンチョップと書いていたが、ほとんどステーキみたいなのが来た。ロンドンで食べたベーコンはどれも塩味がほどほどでかつ乾燥してないので美味しかったが、特にこれは格別。


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チキンパイ
チキンパイというとクリーミーだが味気ない、というイメージだが、これは味に深みがあって美味しかった。パイが皿ごと焼かれていたのだが、皿についているパイまでこそぎとって食べたくなるぐらい美味しい。


デザートはブラウンバターとはちみつのタルトが絶品。

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Brown Butter & Honey Tart

ビールはメニューにはボトルしか載っていないが、頼めば階下のパブからオンタップ*4のものが出てくる。
ワインやカクテルも揃っているのでビールが好きでない人も楽しめる。


場所はロンドンの中でも少し外れているのだが、Hoxtonの駅から歩くと新しいアパートメントがいくつか建築中で少し落ち着いた街という印象だった。


私は金曜日の晩に行ったのでネットで予約してから行った。
最初ついたころ(7:30pmぐらい)はガラガラだったのでいらなかったかな?と思ったがすぐに2階も満員になっていたので週末なら予約して行ったほうがいいと思う。しかし、予約をドタキャンすると1人10ポンド取られるので注意。

*1:肉のローストを日曜日に食べる習慣がある

*2:一方でスペインはフラッと入った店でもウマいという印象

*3:北アイルランド除く

*4:樽生ビール。やっぱりパブではパイントグラスになみなみ注がれたドラフトビールを飲みたいですよね。

【ノルウェー】ノルウェーの病院に行ってきた。

先日書いた通り、予約した病院にやっと行ってきた。

yvrseabgo.hatenadiary.jp


前記事に書いている通り、ノルウェーでは公的医療を使う場合は最初にGPと呼ばれる事前に割り当てられている一般診療(診療所的なところ)でまず診察を受ける。診察を受けるためには予約をしなければならないが、人気の医者だと一週間かかったりする。

予約は割り当てられているGPに直接電話してもいいらしいが、ウェブサービスであるhelsenorge (ヘルスノルゲ)から
ログインして予約した。ログインには銀行口座を作った後に発行されるBank IDが必要なので到着後すぐには使えないが、
自分のGPとメッセージ機能(チャットではなくメール的なもの)でコミュニケーションすることができる。

いざ予約した日時に行ってきた。雑居ビルっぽいビルの3階で、ビルの感じは暗くて気味が悪かったが、3階についてドアに入ると普通に病院という感じだった。

受付には2人のおばちゃんが座っていて、それぞれの窓口はガラス戸がある。受付の前に立つと自動で窓ガラスが開いたので、予約した旨を伝えると待合室で待てと言われる。

数分ですぐに呼ばれ、診察室に入った。診察室はやや広めで、一般的な寝台の他に特殊な形のものもある。
基本的にどんな症状でも見るということで、幅広く準備されている感じだった。

担当のGPは割と年配の方だったが、話しにくそうながら英語も普通に話してくれる。
内容は既往症や過去の手術歴などの問診を雑談を交えながら行い、その後口の中や関節のリンパ節などをチェックする触診を簡単に行った。
その触診では特に問題はないが、一応血液検査をすると伝えられた。

待合室に戻って待っていると、窓口のおばちゃんに呼ばれて別室へ。
入室すると、同じおばちゃんが隣から現れた。看護師さんが受付もしていたらしい。

その後するっと血液を抜かれて終了。血液検査の様子も日本と同じ感じ。

その後、ATMのような形の機械が置かれているので、そこで支払い。
自分の誕生日を入力すると、金額が表示される。ノルウェー語表示しかないが、特に選択肢等ないので大丈夫だった。

値段は259クローネ(約3200円)。前記事では、一般診療は 155クローネ(約2000円)とあるとあったが、少し高い。
しかし血液検査も含めてこの値段なのでそれが含められているのだろうか?もらったレシートには特に内訳などは書いていなかった。

大学時代の後輩でオスロで働いているTakaakiもちょうど同時期に病院行ったらしいが、262クローネと言っているので、そういうもんなのかな?

【ノルウェー】トロルトゥンガ(トロルの舌)に行ってきた[2019年7月最新情報]

フィヨルド絶景で有名なノルウェーですが、特に有名な場所の一つがトロルトゥンガです。

https://www.instagram.com/p/BzhoWeNolbj2Bf6-sBKsy2CcxbE3k0TchtAoFw0/
Who wants to stand on the tip? We made it to the Trolltunga! The trail was long and rocky, and unfortunately the weather wasn’t perfect, but it is still worth it! #trolltunga #trolltunganorway #longhike


日本語に訳すと「トロルの舌」つい先日ここに行ってきました。トロル、トロールノルウェーでは想像上の森の妖精で、怪力・凶暴な生き物らしい。

今年になって登山道についての変更になった部分や、ハイキング経験があまりない初心者の妻と一緒に行って勉強になった部分もあるので記録しておこうと思います。

行く前にブログ記事を日本語と英語両方で検索したり公式サイトものぞいてみたのですが、ネット上の情報は古くなっているところもあったみたいです。

トロルトゥンガへの行き方、滞在など

トロルトゥンガへのアクセス

トロルトゥンガはノルウェー西部の少し内陸にあるOdda(オッダ)という街の少し北にあります。

多くの宿泊場所はこのOddaにあるようですが、Trolltungaの登山口に近いTyssedal (ティッセダル)にもいくつかあります。

オッダへの行く方法ですが、バスか車になります。

首都オスロからバスで行く場合は、以下のバスがOddaに止まります。6~7時間で価格は変動がありそうですが650クローネぐらいです。
僕はオスロから夜行でベルゲンに行ったときに使いましたが、普通の観光バスに長時間座ることになるので、ハイキングをする前に疲れてしまいそうであまりオススメしません。
Haukeliekspressen – Express bus Oslo - Åmot - Haukeli - Haugesund/ Odda - Bergen

西部の年ベルゲンからバスで行く場合は、都市間の路線バスが出てます。乗り継ぐことも可能ですが、930番のバス一本で行くのが普通です。
3時間ぐらいで一日3本ほど出ているようです。以下のサイトでBergen busstasjon (ベルゲンバスステーション)からOdda busstasjonまで検索すると時間が出てきます。
https://www.skyss.no/en/



登山口とパーキング

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ハイキングマップ

トロルトゥンガには現在、パーキング(駐車場)が3つあります。それぞれ下から順にP1, P2, P3となっています。
かつての登山口はP2で、オッダなどからのシャトルバスなどはここまで上がってきます。

駐車料金はそれぞれ

  • P1: 300NOK
  • P2: 500NOK
  • P3: 600NOK

と下から順に上がっていきます。
P1に駐車する場合は、自力で道路沿いを歩くか、シーズン(6月〜9月)ならバスがあります。
シーズン外ならタクシーも使えるようです。このP1-P2間のバスは一人90NOK~100NOKです。

P1からP2までの道の幅は1台分しかなく、ところどころ行き違える幅の場所がある感じなので、注意して運転する必要があります。

P2にはTrolltunga Activeというツアー会社のオフィスやショップがあり、トイレもここが最後です。

P2からP3に行くにはP3の駐車場を事前に予約している必要があります。(7月1日から9月15日の間)
予約は以下のページからで、飛び込みで行ってもP2にゲートがあるので上に行くことすらできません。
www.trolltunganorway.com

P2からP3は徒歩か、シャトルバスに乗ることもできます。これはオッダやP1からくるシャトルバスとは別です。
値段は上に上がるときは130NOK、下に降りてくるときは100NOKですが、上に行くときに使っていれば降りるときは70NOKになるので合計200NOKになります。カード払いでOKなのが助かりますね。

登山準備:防雨、防寒を!

準備としては、基本的には日帰り登山の準備です。
観光ついでに、普段着で来ているような人をちらほら見ましたが、絶対にやめたほうがいいです。

登山道はフィヨルドの上を歩く感じなので岩がゴロゴロしていて足場が悪く、また水も流れているので、
きちんとした登山靴でないと怪我をします。防水で足首まで守られている登山靴がよいです。

また、私達は7月に行ったにもかかわらず雪が降っていました。
かなり寒くなることがあるので、防水・防風のレインコートの下に重ね着できるフリースなどを持っていった方がいいです。

全体としての標高差は、P3からならあまりありませんが、何より長いです。
妻は初めての長い登山だったのでハイキングポールを両手に持ってもらいましたが、足への負担が軽減されていたと行っていました。
地元のツアー会社であるTrolltunga Activeが主催するガイド付きツアーでもハイキングポールを貸し出しているみたいです。

妻は日本で買ってきましたが、ノルウェーで値段を見ると全く同じ商品がほぼ2倍の値段だったので、日本から来る方は出発前に準備しておくことをオススメします!妻が使ったのは以下のハイキングポールでしたが、かなりよかったようで28km走破した後も疲れながらも脚の負担が少なく済んだようです。


コンビニで買ったようなビニールのポンチョや、傘をさして歩いている人もいましたが、かなりつらそうでした。
インスタなどで有名になったスポットなので気軽に来る人がいますが、ドライブがてら立ち寄るような簡単さではないです。

当日のスケジュール: P3から往復約10時間

前日にオッダのハーダンゲルホテルに宿泊して、当日は朝6時に出発しました。ハイキング経験があって歩くのが早い人や、P3から出発するならもう少し遅くてもよさそうです。

時間 地点 登山開始から メモ
5:30 朝食 5:30から開いていました
6:00 ホテル出発
6:30 P2駐車場到着
6:45 登山開始
7:15 2km地点 30分 残り12km
7:37 3km 53分 残り11km
7:51 P3 1時間6分 シャトルバス乗降地点
7:56 4km 1時間12分 シャトル降り場から登山道入ってすぐ
8:13 5km 1時間28分 キャビンが見える
8:44 6km 1時間59分 勾配が上がる坂の途中
9:34 7km 2時間50分 傾斜を上がり切る手前
9:58 8km 3時間13分 湖が右手見えたあと上がったところ。
10:26 9km 3時間41分 避難小屋がある
10:58 10km 4時間13分 大きな岩がある
11:20 11km 4時間35分 少し上がる道の途中
11:47 12km 5時間2分
12:15 13km 5時間30分 黒い岩場の上
12:35 Trolltunga 5時間55分 展望スポット到着
13:45 Trolltunga 7時間 下山開始
14:30 12km 7時間45分
14:57 11km 8時間12分
17:34 P3 10時間49分 残り4km 妻のみシャトルバスで下山
18:07 P2 11時間22分 下山完了

帰りに寒さでペンが書けなくなってしまったので記録が抜けてますが、帰りのルートは行きと同じです。
全行程で約11時間30分、P3からの往復だと約9時間45分です。
登山経験のある友人1人と私の妻の3人で行ったのですが、ペースは登山初心者の妻に合わせて、
頂上で写真取る時間や、休憩の時間も含めてこの時間です。

トロルトゥンガへの登山道

まずはじめに、トロルトゥンガへの登山道は

長い!(片道10~14km)
足場が悪い!(岩場だらけで濡れている。)
天気が変わりやすい!(風が強く雲が多い)

ので十分な登山・ハイキング装備で行くことをオススメします。

今回はノルウェーのトレイルマップのアプリOutttを使って記録を取りました。

outtt.com


最初に2kmほど記録忘れと、最後もスマホの電池切れで切れてしまってますが、スタートとゴールは下のT字路になっているところでした。

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trailmap1

(P2から) 0-4km


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昔の情報だと、この区間が一番キツいとあるのですが、今は舗装されたつづら折りの道を上がっていくだけです。
P2からP3までで標高差のほとんどを稼ぐので、昔の登山道は急だったようですが、今はつづら折りのターンが多い代わりにそこまで急でもないです。
P2地点からはケーブルカーの線路跡が見えますが、立入禁止になっているようです。

ちょうど舗装道路から登山道に入ったあたりで残り10kmの看板が見えてきます。その手前あたりでシャトルバスが停車するのでバス勢はここからスタートです。


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4-7km

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比較的フラットな地帯を歩きます。沢が流れて小さな橋がかかっているところも。

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後述しますが、キャビンが十数件見えます。

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2kmぐらい歩くと、ぐっと傾斜が上がるところがあります。
傾斜の上から振り返るとこんな感じです。
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7-12km

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この区間はゆるやかなアップダウンを繰り返しながら徐々に登っていきます。
そこまで大きな景色の変化はないですが、時折Ringedalsvatnet湖が見えます。

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岩場なので時折登山道を見逃しがちですが、赤いスプレーで「T」と書いてあるのが登山パスです。

12-14km

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あと一息!というところです。
緑が少なくなって、黒い岩の上の歩いて行きます。滑りやすいので気をつけてください。

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到着!

岩場の先を行くと待ちに待った絶景が広がっています。

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Trolltunga2019July

もちろんみんな自分たちだけで写真を撮りたいので、写真に入らないところで順番待ちの列ができています。
降りるところも急で、はしごが数段ついていますが子供などにはきついかも。

順番まっている間に霧が出てきてしまって、少し曇った写真になってしまいました。赤いのが私です。
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写真を撮っているところから見るとすごく怖いですが、実際に行ってみるとかなり幅があるし上向きに突き出ているので大丈夫です。

こんな大勢で写真を撮っていたグループも。
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ただ日本語Wikipediaでは事故なしとありますが、2015年にオーストラリア人の留学生が右側にはみ出すぎて滑落死するという事故があったので、あまり下を見に端っこに行くようなことはやめたほうがいいです。


前に並んでいたワンコのシンバくん。

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あのライオンキングのシンバなのですが・・・

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行く前に知りたかった山小屋 Air B&Bの存在

上述の通り、P3から2kmほど登山道を歩くと、ちらほらと山小屋が見えてきます。
ノルウェーでは、一つの家族が普段住む家とは別に山小屋(英語だとキャビン、ノルウェー語でヒュッテ)を持つのが珍しくなく、週末や長期の休みなどには自分の持っている山小屋で冬はスキー、夏はハイキングや釣りなど自然に親しみながらゆっくり過ごすのが文化なのですが、このあたりにも山小屋を持っている人がいるようです。

下山後、もしや、と思って検索してみたらやっぱりありました。

www.airbnb.jp

このキャビン群のうちの一つがAirbnbで貸し出されていました。6人収容で23000円なので、ホテル取るより割安になるかもしれませんし、リアルなノルウェー体験としては面白いと思います。
エアビーで検索すると他にも近くの家がヒットするので、ホテルより近くで滞在したい場合は使えるかもしれません。

【ノルウェー】家族用滞在許可申請のプロセス3:書類集め・提出

ノルウェーでの家族用滞在許可申請のプロセスの続きです。

yvrseabgo.hatenadiary.jp



提出のための書類集めについてですが、先述のように各々のケースによって集めるべき書類が変わるので、
ここにある書類が読者のケースに当てはまるかどうかは各自確認していただきたいです。
一つの例として見てもらえば幸いです。

必要な書類のリスト

  • サインしたカバーレター
  • 最近撮影されたパスポートサイズの写真(白地)
  • 誰かに委任する場合は委任状
  • 印刷されたチェックリスト
  • 応募者のパスポートとすべての使用されたページのコピー
  • 出生証明
  • 配偶者との関係についての質問フォーム
  • 受け入れ人のパスポートと、使用されたページのコピー
  • 婚姻証明
  • 過去に離婚歴や死別歴がある場合はその証明
  • 雇用契約書や雇用を証明する書類
  • NAV(社会保障機構)から社会保障を受け取っていない証明

以下は当てはまる場合のみ

  • 固定・定期的な収入に関する書類(保険支払、私的年金、不動産収入)
  • イントロダクションプログラムへの参加証明
  • ノルウェー・北欧国籍や永住者が海外での収入を持っている場合はその証明

ノルウェーで提出する場合
この項目はノルウェーで提出する場合かつ提出者がノルウェーに滞在するのにビザがいる場合のみ有効。日本人には基本的に当てはまらないので割愛。

  • もし上記の必要な書類が手に入らない場合はそれを説明する書類

それぞれの説明です。

サインしたカバーレター

Application formで入力したあとに、カバーレターという名のpdfファイルが発行されるので印刷してサインするだけです。
忘れがちですが、重要。

パスポートサイズの写真

その名のとおりです。
ただ、当日書類を提出したときに担当の方が「このパスポートサイズの写真、今はここでカメラで撮れるからいらないのよ。2012年からUDIに言ってるんだけど全然直してくれないの」と言われました。
書類に書いてある以上は準備したほうがいいとは思いますが、最悪忘れてしまっても大丈夫だと思います。

委任状

チェックリストのリンクからダウンロードできます。私は使っていません。

パスポートと使用されたすべてのページのコピー

写真載っているページと、はんこの押してある全てのページをコピーしていきますが、コピーが本物であることを証明するため、原本も持参します。
応募者のものは必ず持っていきます。受け入れ人のものはコピーだけで提示しろとは言われませんでした。
最近結婚して本籍地も変更したので、私のも妻のも新しくて使ったページが少なかったので、一応古い方のパスポートのコピーも提出しました。

配偶者との関係についての質問フォーム

質問フォームはチェックリストのリンクからダウンロードできるので、記入して印刷します。
質問は、配偶者とどこで出会ったか、結婚式はしたか、などです。最初にHow is your relationship between you and your spouse? (あなたと配偶者の関係はどうですか?)と聞かれて、どう答えていいか困ったのでとりあえずVery goodとノルウェーで一緒に生活できることを喜んでいると書きました。(笑)
いまだにこれでよかったかわかりませんが、多分大丈夫でしょう。

出生証明・婚姻証明

出生証明と婚姻証明ですが、日本にそんなものはありません(笑)
日本の書類でこれにあたるものが戸籍謄本です。
まず市役所から戸籍謄本の原本を取り寄せます。
次にアポスティーユをつけます。これは戸籍謄本は日本では公的な書類ですが、外国でそうかどうか判断するのが難しいため、外国の政府に向けて「これは公的な書類ですよ」と示すものです。

さらに、この戸籍謄本からの出生証明と婚姻証明の翻訳を作ります。
自分で翻訳したものではだめだそうで、公的な翻訳機関行う必要があります。

私達の場合は、オスロにある在ノルウェー日本大使館でやってもらいました。戸籍謄本一枚から出生証明と婚姻証明の翻訳を別々に作ってくれます。
申請は英語の翻訳で大丈夫なようです。
日本では、ノルウェー大使館はやってくれないので、翻訳業者に依頼する必要があるみたいです。

雇用契約書や雇用を証明する書類

そのままです。契約書のコピーがあったので、それをコピーして提出しました。
契約期間や賃金についての記載があるものが必要なようです。

NAV(社会保障機構)から社会保障を受け取っていない証明

これを見たときに一瞬混乱したのですが、その名の通り、「受け取ってません」という証明が必要です。
すでにノルウェーにいる人にとっては申請は簡単で、NAVに電話して、滞在許可申請のために必要である旨伝えたあと、自分の住民番号を伝えると
数日後には家のポストに届いていました。
日本もマイナンバーとかやるならこれぐらいスムーズなサービス提供してほしい。(余談)

書類の提出

忘れたころにようやく来た書類の提出日。

ベルゲンの移民オフィスはベルゲン中心地から電車で20分ほどのNusttenという地域にあります。駅名だとSkjoldskiftet。

goo.gl

自分の場合はベルゲンのバスステーション横にあるオフィスで手続きできたのだけれど、あのオフィスはSkilled workerのみなようです。

早めに行ったら10人ほどすでにオフィスの前で待っている。どうやらドロップインの窓口もあるらしいですが、その窓口は問い合わせ?だけで許可の申請はできないようなので、
申請は予約日に行く以外ないようです。

自分たちの時間になったものの、別に名前が呼ばれるわけでもない。
窓口が4つあって、うち3つに人がいて、その前に10人ぐらいが待っている状態。
周りの人に聞くと、予定時間の30分以上前から待っている人がいる。
一応かかりの人は、予定時間の早いもの順に対応していってはくれているみたいだが、スキあらば順番抜かそうとする人もいるので、
きちんと時間を聞いておかないといけない。係員は英語で話してくれるが、自分の予定時間のノルウェー語での言い方を知っておくとスムーズかもしれない。

書類の提出自体は、面接というほどでもなく確認していくだけという感じ。

確認し終わったあとは、これでOKですと告げられ、1週間ぐらいで提出確認のメールが来て、結果が出るのが1ヶ月ぐらいとのこと。