海外生活の記録

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【ノルウェー】家族用滞在許可申請のプロセス3:書類集め・提出

ノルウェーでの家族用滞在許可申請のプロセスの続きです。

yvrseabgo.hatenadiary.jp



提出のための書類集めについてですが、先述のように各々のケースによって集めるべき書類が変わるので、
ここにある書類が読者のケースに当てはまるかどうかは各自確認していただきたいです。
一つの例として見てもらえば幸いです。

必要な書類のリスト

  • サインしたカバーレター
  • 最近撮影されたパスポートサイズの写真(白地)
  • 誰かに委任する場合は委任状
  • 印刷されたチェックリスト
  • 応募者のパスポートとすべての使用されたページのコピー
  • 出生証明
  • 配偶者との関係についての質問フォーム
  • 受け入れ人のパスポートと、使用されたページのコピー
  • 婚姻証明
  • 過去に離婚歴や死別歴がある場合はその証明
  • 雇用契約書や雇用を証明する書類
  • NAV(社会保障機構)から社会保障を受け取っていない証明

以下は当てはまる場合のみ

  • 固定・定期的な収入に関する書類(保険支払、私的年金、不動産収入)
  • イントロダクションプログラムへの参加証明
  • ノルウェー・北欧国籍や永住者が海外での収入を持っている場合はその証明

ノルウェーで提出する場合
この項目はノルウェーで提出する場合かつ提出者がノルウェーに滞在するのにビザがいる場合のみ有効。日本人には基本的に当てはまらないので割愛。

  • もし上記の必要な書類が手に入らない場合はそれを説明する書類

それぞれの説明です。

サインしたカバーレター

Application formで入力したあとに、カバーレターという名のpdfファイルが発行されるので印刷してサインするだけです。
忘れがちですが、重要。

パスポートサイズの写真

その名のとおりです。
ただ、当日書類を提出したときに担当の方が「このパスポートサイズの写真、今はここでカメラで撮れるからいらないのよ。2012年からUDIに言ってるんだけど全然直してくれないの」と言われました。
書類に書いてある以上は準備したほうがいいとは思いますが、最悪忘れてしまっても大丈夫だと思います。

委任状

チェックリストのリンクからダウンロードできます。私は使っていません。

パスポートと使用されたすべてのページのコピー

写真載っているページと、はんこの押してある全てのページをコピーしていきますが、コピーが本物であることを証明するため、原本も持参します。
応募者のものは必ず持っていきます。受け入れ人のものはコピーだけで提示しろとは言われませんでした。
最近結婚して本籍地も変更したので、私のも妻のも新しくて使ったページが少なかったので、一応古い方のパスポートのコピーも提出しました。

配偶者との関係についての質問フォーム

質問フォームはチェックリストのリンクからダウンロードできるので、記入して印刷します。
質問は、配偶者とどこで出会ったか、結婚式はしたか、などです。最初にHow is your relationship between you and your spouse? (あなたと配偶者の関係はどうですか?)と聞かれて、どう答えていいか困ったのでとりあえずVery goodとノルウェーで一緒に生活できることを喜んでいると書きました。(笑)
いまだにこれでよかったかわかりませんが、多分大丈夫でしょう。

出生証明・婚姻証明

出生証明と婚姻証明ですが、日本にそんなものはありません(笑)
日本の書類でこれにあたるものが戸籍謄本です。
まず市役所から戸籍謄本の原本を取り寄せます。
次にアポスティーユをつけます。これは戸籍謄本は日本では公的な書類ですが、外国でそうかどうか判断するのが難しいため、外国の政府に向けて「これは公的な書類ですよ」と示すものです。

さらに、この戸籍謄本からの出生証明と婚姻証明の翻訳を作ります。
自分で翻訳したものではだめだそうで、公的な翻訳機関行う必要があります。

私達の場合は、オスロにある在ノルウェー日本大使館でやってもらいました。戸籍謄本一枚から出生証明と婚姻証明の翻訳を別々に作ってくれます。
申請は英語の翻訳で大丈夫なようです。
日本では、ノルウェー大使館はやってくれないので、翻訳業者に依頼する必要があるみたいです。

雇用契約書や雇用を証明する書類

そのままです。契約書のコピーがあったので、それをコピーして提出しました。
契約期間や賃金についての記載があるものが必要なようです。

NAV(社会保障機構)から社会保障を受け取っていない証明

これを見たときに一瞬混乱したのですが、その名の通り、「受け取ってません」という証明が必要です。
すでにノルウェーにいる人にとっては申請は簡単で、NAVに電話して、滞在許可申請のために必要である旨伝えたあと、自分の住民番号を伝えると
数日後には家のポストに届いていました。
日本もマイナンバーとかやるならこれぐらいスムーズなサービス提供してほしい。(余談)

書類の提出

忘れたころにようやく来た書類の提出日。

ベルゲンの移民オフィスはベルゲン中心地から電車で20分ほどのNusttenという地域にあります。駅名だとSkjoldskiftet。

goo.gl

自分の場合はベルゲンのバスステーション横にあるオフィスで手続きできたのだけれど、あのオフィスはSkilled workerのみなようです。

早めに行ったら10人ほどすでにオフィスの前で待っている。どうやらドロップインの窓口もあるらしいですが、その窓口は問い合わせ?だけで許可の申請はできないようなので、
申請は予約日に行く以外ないようです。

自分たちの時間になったものの、別に名前が呼ばれるわけでもない。
窓口が4つあって、うち3つに人がいて、その前に10人ぐらいが待っている状態。
周りの人に聞くと、予定時間の30分以上前から待っている人がいる。
一応かかりの人は、予定時間の早いもの順に対応していってはくれているみたいだが、スキあらば順番抜かそうとする人もいるので、
きちんと時間を聞いておかないといけない。係員は英語で話してくれるが、自分の予定時間のノルウェー語での言い方を知っておくとスムーズかもしれない。

書類の提出自体は、面接というほどでもなく確認していくだけという感じ。

確認し終わったあとは、これでOKですと告げられ、1週間ぐらいで提出確認のメールが来て、結果が出るのが1ヶ月ぐらいとのこと。